給湯器のリモコンに「11」という数字が点滅して、お湯が出なくなってしまった。
そんな状況で、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
特に寒い朝や、家族みんなが立て続けに入浴する時間帯に突然表示されると、焦ってしまうものです。
でも、エラー11のほとんどのケースは落ち着いて順番に確認していけば、自分で解消できることも少なくありません。
この記事では、リンナイ・ノーリツ・パロマのガス給湯器でエラー11が表示されたときの意味・原因・対処法を、現場の視点からわかりやすくお伝えします。
「どこまで自分で対処できて、どこからが業者を呼ぶ場面なのか」という判断基準もあわせて解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
給湯器はガス・灯油・電気問わず約10年近くになると、内部の劣化やセンサー不具合が起きやすくなります。
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エラー11はどのメーカーでも「点火不良」を意味する
ガス給湯器のエラーコードは、メーカーによって体系が異なります。
同じ数字でも意味が違うケースが多いのですが、「11」についてはリンナイ・ノーリツ・パロマの主要3メーカーで共通した意味を持っています。
| メーカー | エラー11の意味 | 正式な表記・呼称 |
|---|---|---|
| リンナイ | 点火不良(着火できない・途中消火) | 点火不良 |
| ノーリツ | 点火不良(着火できない・途中消火) | 点火不良 |
| パロマ | 点火不良(着火できない・途中消火) | 点火不良 |
「点火不良」とは、給湯器がお湯を沸かそうとしてガスに火をつけようとしたものの、正常に点火できなかった状態のことです。
給湯器はお湯を出す際、バーナー(燃焼装置)でガスに着火し、熱交換器を通じて水を温めます。
この点火のタイミングで何らかの問題が起きると、エラー11が表示されます。
📎 出典:リンナイ 給湯器エラーコード一覧
📎 出典:ノーリツ よくあるご質問
📎 出典:パロマ お客様サポートページ
エラー11が表示される主な原因
エラー11(点火不良)が起きる原因は、大きく分けると「ガスの供給側の問題」「外部環境の問題」「給湯器本体の問題」の3つに分類できます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ガスの供給が正常に届いていない
ガス給湯器は、当然ながらガスがなければ点火できません。
ガスの供給が止まっているケースは、意外と多く見られます。
ガスメーターが遮断されている
地震を感知したり、長時間にわたって大量のガスを使用したりすると、安全装置が働いてガスメーターが自動的にガスの供給を遮断することがあります。メーターのランプが赤く点滅していたら、遮断状態のサインです。この場合は復帰操作が必要です。
ガスの元栓が閉まっている
給湯器本体やガス配管の元栓が、何かの拍子に閉まってしまっていることがあります。「昨日まで普通に使えていたのに急に」という場合でも、まず元栓の確認をおすすめします。
都市ガス・プロパンガスの供給停止
都市ガスの場合は、地域全体での供給停止(工事・事故等)が起きている可能性があります。プロパンガス(LPガス)の場合は、ボンベ内のガスが切れていることがあります。近隣のお宅でガスが使えているかどうか確認するか、ガス会社に問い合わせてみましょう。
風による立ち消え・外部環境の影響
屋外に設置されているタイプの給湯器(屋外設置型)では、外の環境が点火に影響することがあります。これは特に、北海道・札幌のような寒冷地では見落としがちなポイントです。
強風による立ち消え
バーナーに着火した直後、強風があおり込んで火が消えてしまうことがあります。台風や強い低気圧が通過するときや、北海道特有の「石狩おろし」のような強い季節風が吹く日には起きやすい現象です。
排気口・吸気口の詰まり
雪が排気口や吸気口に積もったり、葉っぱ・虫の巣・鳥の巣などで塞がれたりすると、正常な燃焼ができずエラーになることがあります。冬場の屋外給湯器まわりの雪詰まりは、札幌の現場でもよく見られる原因のひとつです。
給湯器まわりの温度低下・凍結
冬の厳しい寒さで給湯器内部や給水配管が凍結してしまうと、水が流れず点火できません。とりわけマイナス10℃以下が続く北海道の冬では、凍結対策をしていない給湯器でこのトラブルが起きることがあります。
給湯器本体の経年劣化・部品の不具合
上記の外的要因がすべて問題なく、それでもエラー11が繰り返し表示される場合は、給湯器本体の部品に問題が生じている可能性があります。
点火プラグの劣化・汚れ
ガスへの着火を担う「点火プラグ」が汚れや経年劣化でスパークが弱くなると、着火に失敗しやすくなります。
フレームロッド(炎検知センサー)の汚れ・劣化
点火後に炎を感知して「正常に燃えている」ことを確認するセンサーが「フレームロッド」です。ここに汚れ(シリコン付着等)が蓄積すると、炎を正しく検知できず、火がついているのに「点火失敗」と誤判断してしまいます。
ガス比例弁の不具合
バーナーへのガス供給量を調整する電磁弁(ガス比例弁)が故障すると、適切な量のガスが供給されず点火不良になることがあります。
基板・制御系の不具合
給湯器のコンピューター基板(制御基板)が劣化・故障すると、点火シーケンスが正常に実行されなくなることがあります。基板交換は高額になるケースが多く、給湯器の年数によっては本体交換の検討が必要になります。
まず自分で確認できること|エラー11の対処手順
エラー11が表示されたら、業者を呼ぶ前にまず以下の順番で確認してみましょう。
多くの場合、①〜④の確認だけで解消することがあります。
ステップ1:ガスメーターを確認する
自宅のガスメーター(屋外に設置されていることが多い)を確認します。
ランプが赤く点滅している場合は、安全装置が作動して遮断されています。
ガスメーターの復帰手順(一般的な手順)
- すべてのガス機器(コンロ・給湯器等)を止める
- メーターの復帰ボタン(赤いボタンのことが多い)を押す
- 3〜5分ほど待つ(ガスが安全に確認されるまでの待機時間)
- ガス機器を再び使用する
📎 出典:北ガス ガスメーターが使えない時は ※各ガス会社の手順に従ってください
ただ基本的にはガスメーターで遮断されている場合は、復帰する前にガス会社へ連絡して状況を伝えましょう。
ステップ2:ガスの元栓・止水栓を確認する
給湯器本体付近のガス元栓と、給水側の止水栓が開いているかどうかを確認します。
レバーが配管と平行なら「開」、垂直なら「閉」です。閉まっていた場合は開けてみましょう。
また、キッチンや浴室でも冷水が正常に出るかどうか確認することで、給水に問題があるかどうかの切り分けができます。
ステップ3:リセット(電源の入れ直し)を試みる
一時的な制御系のエラーであれば、電源をリセットするだけで復旧することがあります。
- 給湯器のリモコンの電源をOFFにする
- 給湯器本体の電源プラグを抜く(または電源スイッチをOFFにする)
- 1〜2分待つ
- 電源を再接続し、リモコンをONにする
- お湯を出してみて正常に点火するか確認する
ステップ4:屋外の給湯器まわりを確認する
屋外設置型の給湯器をお使いの場合は、外回りも確認してみましょう。
冬季(北海道・寒冷地の場合)の確認ポイント
| 確認箇所 | 確認内容 |
|---|---|
| 排気口・吸気口 | 雪・氷・落ち葉・ゴミなどで塞がれていないか |
| 給湯器まわりの積雪 | 給湯器の設置スペースが雪で埋まっていないか |
| 給水配管 | 凍結していないか(触って冷え切っている・水が出ない場合は凍結の可能性) |
| 排気カバー | 強風で変形・破損していないか |
排気口や吸気口が雪で塞がれている場合は、柔らかいブラシや手でそっと雪を取り除いてみてください。
凍結が疑われる場合
配管が凍結しているようであれば、無理に対処しようとせず専門業者に連絡することをおすすめします。
誤った対処で配管が破裂すると、修理費が大幅に増えてしまいます。
ステップ5:それでも解消しない場合は業者へ
ステップ1〜4を試してもエラー11が繰り返し表示される、または一度直ってもすぐに再発するようであれば、給湯器本体の部品不具合や経年劣化の可能性が高いです。
このケースでは、メーカーによる点検・修理が必要となるでしょう。
自分で対処できるケースと、業者に依頼すべきケース
エラー11への対応は、状況によって「自分で解決できる」ものと「プロに任せるべき」ものがはっきりと分かれます。
以下の表を参考にしてください。
| 状況 | 判断 | 対処 |
|---|---|---|
| ガスメーターが遮断されていた | ガス会社必須 | メーターの復帰操作 |
| 元栓・止水栓が閉まっていた | 自分で対処可能 | バルブを開く |
| リセットで復旧した | 自分で対処可能(ただし再発に注意) | 様子を見る |
| 排気口・吸気口の雪詰まり | 自分で対処可能 | 雪を取り除く |
| 強風による一時的な立ち消え | 自分で対処可能 | リセット後に再点火 |
| 給水配管の凍結 | 業者推奨 | 無理な加温は避け専門家に |
| リセットしても繰り返し再発 | 業者必須 | 部品の点検・交換 |
| 給湯器の使用年数が10年超 | 業者推奨(交換検討) | 点検・見積もり |
| 焦げ臭い・異臭がする | 業者必須(緊急) | 即使用停止・窓を開ける |
| ガスの臭いがする | 業者・ガス会社必須(緊急) | 即使用停止・換気・ガス会社へ |
⚠️ 注意:ガスの臭いがするときは絶対に点火しないでください
ガスの臭いがする場合は、給湯器の操作をすべて止め、窓を開けて換気したうえで、ガス会社に連絡してください。
火気は絶対に使わないでください。
エラー11が繰り返す場合は給湯器の寿命も視野に


エラー11が一度直っても繰り返し発生する、あるいは「最近エラーが増えてきた」という場合は、給湯器の寿命を迎えている可能性があります。
ガス給湯器の設計上の標準使用期間は10年とされています。
10年を超えた給湯器では、部品の劣化が進んで点火不良が起きやすくなり、修理をしても別の箇所が故障するといったケースも増えてきます。
| 使用年数 | 対応の目安 |
|---|---|
| 〜7年 | 修理対応が基本(部品交換で対応できることが多い) |
| 7〜10年 | 修理 or 交換を見積もりで比較検討 |
| 10年〜 | 交換を積極的に検討(部品供給が終了している可能性) |
| 15年超 | 部品の供給が終了。交換推奨 |
修理と交換どちらが得かの判断は、現在の機種・修理内容・交換費用の見積もりを比較することが重要です。
「修理に5万円かかるが、交換すると15万円」という状況で使用年数が9年ならば、交換を選んだほうがトータルコストが下がることが多いです。
いずれにせよ、現場での点検なしに判断することは難しいため、まずは専門業者に現地調査を依頼されることをおすすめします。
FAQ(よくある質問)
Q1. エラー11が出ても、給湯器を使い続けて大丈夫ですか?
エラー11は点火不良を意味するため、表示中は給湯器が正常に稼働していない状態です。無理に使い続けることはおすすめしません。繰り返しエラーが出る状態での使用は、給湯器内部に未燃ガスが溜まる可能性もゼロではなく、安全面から見ても早めの対処が大切です。リセットで一時的に復旧した場合でも、繰り返す場合は業者に点検を依頼してください。
Q2. エラー11はリセットすれば直りますか?
一時的な制御エラーや強風による立ち消えが原因であれば、電源リセットで直ることがあります。ただし、リセットしてもすぐ再発する場合や、何度リセットしても点火できない場合は、ガスの供給や本体の部品に問題がある可能性があります。ステップ1〜4の確認を行ったうえで、それでも解消しない場合は業者へご連絡ください。
Q3. エラー11が出たとき、業者を呼ぶタイミングはいつですか?
ガスメーターの復帰・元栓の確認・電源リセット・排気口まわりの雪除去を試しても解消しない場合は、業者への連絡をおすすめします。また、一度リセットで直っても数日以内に再発する場合は、本体の部品劣化が疑われるため早めの点検が安心です。さらに、ガスの臭いがする・焦げ臭いなど異臭を伴う場合は、その場で使用を停止してガス会社または業者に緊急連絡してください。使用年数が10年を超えている給湯器でエラーが出始めた場合も、修理か交換かの判断を含めて専門家に見てもらうことをおすすめします。
Q4. エラー11の修理費用はどれくらいかかりますか?
原因によって大きく異なります。ガスメーターの復帰や元栓の確認であれば費用はかかりません。部品交換が必要な場合、点火プラグやフレームロッドの交換であれば数万円程度が目安です。制御基板の交換が必要な場合は5〜10万円以上になることもあります。給湯器の年数が10年を超えている場合は、修理費と交換費用を比較したうえで判断することをおすすめします。まずは現地調査・お見積りをご依頼ください。
Q5. 給湯器のエラー11とガス漏れは関係がありますか?
エラー11(点火不良)はガス漏れとは直接関係ありませんが、ガスが出ているのに着火できない状態が続くと、未燃ガスが一時的に滞留する可能性は否定できません。ガスの臭いがする場合は、エラーの原因を問わず即座に使用を停止し、窓を開けて換気のうえガス会社に連絡してください。電気のスイッチも触らないようにしてください。
まとめ


ガス給湯器のエラー11は、リンナイ・ノーリツ・パロマの3メーカー共通で「点火不良」を意味するコードです。
エラー11が出たときの確認ポイント
- ガスメーターが遮断されていないか確認する
- ガスの元栓・給水の止水栓が開いているか確認する
- 電源をリセット(OFF→1〜2分待つ→ON)して再点火を試みる
- 屋外給湯器まわりの雪詰まりなどがないか確認する
- ①〜④で解消しない場合は業者に点検依頼
特に北海道などの寒冷地の冬には、凍結や積雪による点火不良が起きやすい環境です。
凍結予防ヒーターのコンセントは冬の間は抜かないこと、排気口まわりの雪かきを習慣にすることで、多くのトラブルを予防できます。
エラーが繰り返す場合や、給湯器の使用年数が10年を超えている場合は、修理と交換を比較した専門的な判断が必要です。
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