ストーブの過熱防止装置が作動する原因とは?突然止まる理由と正しい対処方法をプロが解説

ストーブを使っている最中に、突然運転が止まり過熱防止装置のエラーが作動した経験はありませんか?
寒い時期ほど起きやすく、「故障なのでは?」「このまま使って大丈夫?」と不安になる方も多いはずです。

結論から言うと、過熱防止装置の作動=必ずしも故障ではありません。
むしろ多くの場合、ストーブが“危険を察知して自ら止まっている”状態です。

この記事では、
・ストーブの過熱防止装置が作動する本当の原因
・家庭で確認できるポイント
・触ってはいけない危険な対応
・修理や点検を依頼すべき判断基準

を、実際の現場経験をもとにわかりやすく解説します。

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松本

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目次

ストーブの「過熱防止装置」とは何か

過熱防止装置とは、ストーブ内部の温度が異常に上昇したときに、自動的に燃焼を停止させる安全装置です。
灯油ストーブ・ガスストーブともに搭載されており、火災・部品焼損・一酸化炭素事故を防ぐための最終防衛ラインといえます。

ストーブは正常な状態であれば、内部温度が一定範囲に保たれます。
しかし、何らかの理由で熱が逃げなくなったり、燃焼状態が乱れたりすると、内部温度が急上昇します。

そのとき、
「このまま燃焼を続けるのは危険」
と判断して作動するのが、過熱防止装置です。


過熱防止装置が作動する主な原因

換気扇の内部にある金属製ファンを上から見た構図で、4枚羽根に汚れや経年劣化が見られる状態を写した様子

フィルター・内部の汚れ

長期間使用しているストーブでは、内部にホコリが蓄積します。

  • 吸気フィルターの目詰まり
  • ストーブ内部の埃
  • ファン周りの埃付着

これらが原因で放熱効率が落ち、結果として過熱防止装置が作動します。

「火はつくけど、しばらくすると止まる」
という症状は、このような埃や汚れが原因であることが少なくありません。
またタバコのヤニなどでストーブ内部が汚れ、過熱防止装置が働く場合もあります。


本体内部の部品劣化

年数が経過したストーブでは、

  • 温度センサーの劣化
  • サーモスタットの誤作動
  • 制御基板の異常

といった内部部品の経年劣化が原因になることもあります。
またその他対流ファンが故障したことで放熱ができず、過熱防止装置が働く場合もあります。

この場合、見た目では判断がつきにくく、専門点検が必要になります。


家庭で確認できるチェックポイント

床の上に溜まった2つの大きなホコリの塊をクローズアップで捉えた様子。細かい繊維やチリが絡み合い、室内にホコリが蓄積している状態がわかる写真。

過熱防止装置が作動した場合、まず以下を落ち着いて確認してください。

  • ストーブの周囲に物が密集していないか
  • フィルターが汚れていないか
  • 室内換気が極端に悪くなっていないか
  • ストーブの中やファンに埃が付着していないか

これらを改善し、一度電源を切って十分に冷ましてから再起動することで、正常に戻るケースも多くあります。


絶対にやってはいけない対応

現場で実際にあった危険な例として、次のような行為があります。

  • ストーブを自身で分解する
  • エラーが出たまま連続使用する
  • ストーブの上に物を置いたままにする

これらは事故や火災につながる非常に危険な行為です。
過熱防止装置は「邪魔な機能」ではなく、「命を守る装置」です。


修理・点検を依頼すべき判断基準

次のような場合は、自己判断せず専門業者に相談してください。

  • 掃除・設置環境を改善しても再発する
  • 使用年数が10年以上経過している
  • 異音・異臭を伴って停止する
  • エラー表示が毎回同じタイミングで出る

排気経路や設置条件の確認が不十分なまま使用されているケースも多く、専門点検で初めて原因が判明することも珍しくありません。


よくある質問(FAQ)

Q1. ストーブの過熱防止装置が作動するのは故障ですか?
A. 多くの場合は故障ではありません。内部の放熱不良などにより、本体内部の温度が基準以上に上がったとき、安全のために自動停止しています。

Q2. 過熱防止装置が作動した状態で使い続けても大丈夫ですか?
A. 安全ではありません。過熱防止装置は「危険域に入った」ことを示す装置です。原因を特定せずに再使用を繰り返すと、部品損傷や事故につながる可能性があります。

Q3. フィルターやホコリの掃除で直ることはありますか?
A. あります。フィルター・内部ファン周辺の汚れにより放熱が妨げられている場合、清掃によって改善するケースは少なくありません。

Q4. 雪が原因で過熱防止装置が作動することはありますか?
A. 基本的にありません。雪による排気詰まりは「不完全燃焼」や「立ち消え」「燃焼異常停止」を引き起こすことはありますが、過熱防止装置の直接原因にはなりません。過熱はあくまで本体内部の放熱異常が主因です。

Q5. 何度も過熱防止装置が作動する場合は修理が必要ですか?
A. 同じ症状を繰り返す場合は、内部センサーの劣化、ファン不良、設置条件の問題などが考えられます。特に使用年数が経過している場合は、専門業者による点検が必要です。


まとめ:ストーブの安全は「止まる理由」を知ることから

ストーブを壁際に設置し、前に座った人物が手をかざしながら暖かさを感じている、室内で快適にストーブを使用している様子のイラスト

ストーブの過熱防止装置が作動するのは、吸気不足や換気不良といった燃焼トラブルではなく、本体内部に熱がこもり、許容温度を超えたと判断されたときです。
燃焼側に異常がある場合は、不完全燃焼や安全停止として制御されるため、過熱防止とは切り分けて考える必要があります。

過熱防止装置が作動する背景には、内部の汚れによる放熱低下や、ファン・温度検知系の不具合、経年劣化などが関係していることが多く見られます。
一時的に復帰したとしても、同じ状況で再発する場合は、内部状態そのものに負荷がかかっている可能性があるでしょう。

過熱防止装置は、故障を示すエラーではなく、危険域に入る前に運転を止めるための安全機能です。
原因を正しく切り分けたうえで、点検や修理が必要かを判断することが、安全に使い続けるための前提となりますので、過熱防止のエラーが発生した際は注意深く観察をしてみましょう。

✅ストーブのことならルーム・テック・ラキアにお任せください

ストーブの過熱防止装置が作動したとき、原因は燃焼不良なのか、本体内部の異常なのか、外からは判断しづらいものです。
一時的に復帰しても、内部に負荷がかかった状態が続いているケースもあり、見極めを誤ると同じ症状を繰り返すことになります。

ルーム・テック・ラキアでは、ストーブの停止状態に応じた対応を行っています。
掃除や使用環境の見直しで済むのか、点検や修理が必要なのか、あるいは使用を控えるべき状態なのか。
その判断を確認をもとに整理します。

無理に使い続けることも、必要以上に不安になることもありません。
ストーブの状態を正しく把握することが、安全に使い続けるための第一歩です。

「これは点検が必要?」「まだ使っていい?」
そう感じた時点で構いません。
ストーブのことなら、ルーム・テック・ラキアにお任せください。

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監修者情報

ルーム・テック・ラキア代表

北海道・札幌近郊の暮らしをよく知る地域密着の設備工事屋。一件一件のお客様に対して、顔が見える誠実な対応と、わかりやすく丁寧な施工を心がけています。
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